2017年11月18日土曜日

体験発表会の報告

今日は朝から雨の中、たくさんの方がお越しくださいました。
ご自身の不登校の体験と、振り返って今思っていらっしゃること、
親御さんへ伝えたいことなど、
スライドを使いながら飾らない言葉でお話しくださいました。



参加者の感想を少し紹介させていただきます。

◯今、娘が不登校を経て、保健室登校をしていますが、今日のお話にあったとおり、大人の尺度で子どもの未来を考えすぎて無理をさせているような気がします。子どもが笑顔で豊かな時間をどう過ごすかがいかに大切かを一番に考えていかなければならないと思います。毎日、自分の気持ちとの闘いですが、うまくいかない自分も子どもも認めていけるようになればと思いました。すばらしいお話をありがとうございました。

◯子どもの気持ちがわからず、親の方がイライラしてしまうことがあるのですが、子どもの方がイライラしたり焦ったりしていると思うので、子どもへの接し方を変えていかなければいかないなと思いました。

◯今までいろいろなお話を聞きましたが、こんなにリアルな元不登校当事者のお話が聞けて大変参考になりました。「後からどうにでもなること」・・・親として頭の中ではわかっていたのですが、今日本当に本当に心に響きました。「自立とは依存先を増やすこと」・・・これはすごい!そういうことなんだと考えさせられました。いろいろな質問にも誠実に答えてくださってうれしかったです。たくさんの保護者や学校関係者の方にこの話を聞いてほしいなあと思いました。

◯長男が不登校になってから長い時間が過ぎました。沈んでいる時、少し元気になった時、支えようとして出過ぎたことを言ってしまい、また沈んでしまったり、教育というレールに乗っていけない不安は親の方が強いのかもしれないですね。なぜなら、自分が生きてきた経験は学校と社会だったからです。子どもの沈んだ気持ちだと私もすごくつらいです。「たまに機能停止」という言葉が強く印象に残りました。動き出したり止まったりでいいのですね。

◯中2の息子が転校し、始業式前日には本人から「行く」と言い出し、登校しだしましたが、2週間ほどで力尽きて全く行けなくなりました。今日のお話はいろいろ参考になることがたくさんありました。ありがとうございました。

◯ご本人から貴重な体験が聞けてよかったです。ありがとうございました。

◯何か情報を・・・誰か聞いてくれる人を・・・と不安な親の思いがあるので、皆さんの活動を知ることができてよかったです。ありがとうございました。

◯不登校時代、お母さんとの雪解けのところで、自分の子と自分の姿が重なって思わず涙がこぼれました。当時より今は不登校に対しての情報や支援があり、私は比較的早く親子の雪解けがあったのだと思います。「頼れるところを増やす」・・・その通りだと思います。子どもが笑顔で過ごせるかどうか、そのことを忘れずこれからの子どもの成長を見守っていくようにしたいと思いました。

◯今日はすごく貴重な体験を聞かせていただき、ありがとうございました。子どもが二人不登校です。子どもには自分の人生だから自分のやりたいことをしたらいいと伝えています。不登校でできない経験もあとで取り返せると私も思っています。少しずつでいいので、自分の人生に悔いがないように歩んでいってほしいと思います。また、卒論のアンケート結果にも興味があるので、機会があればぜひ聞きたいと思います。

◯とても参考になるお話で、今後の娘との関わりに生かせることがたくさんありました。来てよかったです。

◯私も不登校だったので、共感できることが多々あって、とてもよい体験談をきかせていただきました。

◯頭が良くて物事を深く考える子どもが不登校には多いなと感じていましたが、やはりそうだと思いました。うちの娘は優等生すぎて、本音を全く言わない時期が長かったです。体調不良はいろいろな思いを口に出せば治ると言われましたが、言うのもしんどいと言い、言いたがりません。

◯今日のお話は不登校の親にとって、とても参考になるお話でした。ありがとうございました。もっと子どもの気持ちにも耳を傾けていきたいなと思います。

◯ご自分の体験を交えてすごくわかりやすくお話いただきました。すごく参考になることが多かったです。無意識のうちに完璧を求めてしまって、すごくしんどい思いをして、娘との話も行き詰まったり何もわかってくれないと言われたり・・・だけど今日のお話を聞いて、気持ちがわからなくても一緒に考えていくことが大事だということですごく気持ちが楽になりました。ありがとうございました。

◯自分の子どもの状況とピッタリで、大変いいお話でした。また同じような講演会に参加したいです。

◯今、大学に行かれているのに、今でもまた行けなくなる日が来るかも・・とおっしゃったのでびっくりしました。

◯不登校の子どもや引きこもりの方の気持ちが知りたいので、また違う方の不登校・引きこもりのお話を聞きたいです。今日はありがとうございました。

◯「苦学生」という言葉を初めて知りました。元気そうに通っている子どもたちの中にも、そんな気持ちで学校生活を過ごしていたのか、と思うと、学校の存在って何なのかと疑問に思います。親は子どもの気持ちを知らずに、押し付けるような言動で、子どもを傷つけ、八方塞がりになっています。今日はたくさんの学びをありがとうございました。また次回も参加したいと思います。