2018年9月12日水曜日

いなほ🍀便り


こんにちは

☂️いなほcafe(小中保護者)
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天理市教育総合センター
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天理市教育総合センター
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☂️講演会
「生きにくさを抱える若者とは」
講師 山田静代氏
9月16日(日)14:30〜17:00
大和高田市コスモスプラザ
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☂️公開講座「心とからだを繋ぐワークショップ〜心地よい関係作り体験」無料
10月5日(金)13:10〜14:40
帝塚山大学学園前キャンパス
申し込み 0742-41-4937

先日「ウワサの保護者会スペシャル〜学校に行かない選択」を視聴しました。
現在学校に行っていない中学生3人と学校に行かない選択をした20代の若者4人の対談形式で放送されていました。
合間には番組として、現在の学校の形がとられるようになった時代背景や専門家の意見も盛り込まれていました。

中学生からは、周囲に申し訳ない、皆と同じ行動(普通?)ができない自分はダメなんだ!という言葉が多く発せられるのに対し、若者たちの表情からは活き活きとした瞳の輝きが感じられました。
似た体験をした人たちなのにたった10年近くの間にどんな変化があったのだろう

それは多感な時期に悩み、苦しみ、考えて勝ち取った自己肯定感と生きる目的を見つけた自信から溢れてくるもののような気がしました。不登校は負け組ではないんだ!と今更ながら実感しました❣️きっと中学生の子ども達にも勇気を与えてくれたことでしょう。
ただそこまでの道のりは親子ともに厳しいものがあります。

現在の授業の形は明治時代から。イギリスの産業革命を受けて、日本でも産業の発展・軍事力の強化を目的に多くの子ども達の識字率を上げ、万民に等しい教育を受けさせることだったそうです。それから100年以上が経ちました。社会が変わり、学びの形も変わらなければいけない時期なのかもしれません。2016年教育機会確保法が制定され、国もそれを認めています。

この法案について専門家は…
21世紀になって、産業社会は皆と同じものを作るとか、指示命令で動くのではなくて、どんどん新しものを提案するとか、コミュニケーションの中からヒントを求めてくる…
社会に入っていって、何がニーズなのか?必要なのかを探してくる。そういうものが切実に求められるようになってきた。
学校とか教育というのは、子ども達にこんなことをやってみたい!これ面白そうだ!という夢を描かせることが理想。そのことがやれなかったら、学校は拒否されていくのではないか。

子どもの、親としては動揺しますこれはあくまで私の個人的な意見ですが…
ある意味、身体が学校を拒否しているお子さん達は「なんかわからんけど何かが違う!」という最先端の考え方を持っているのかもしれません。ただ、少数派であり、違和感を伝える術がわからないので不登校になる。
不登校の形は様々ですが、悩み、苦しみ考えることは悪いことではないと思うのです。
そんな時、親は(どうしてこの子は学校に行かないんだろう?どうして皆と同じにできないんだろう?)と葛藤するのではなく、自己否定をしている子どもに対して親は(この子は何を求めているのだろう?幼児の時の笑顔を取り戻すためにはどうすれば良いのだろう?)と子どもをまるごと受け入れることができればいいですね


                             おくむら ゆきこ